0〜1歳
葉っぱの感触、森の香り、鳥の鳴き声、空の色……
ねんね、はいはい、よちよち、ベビーカーでも大丈夫。
全身で、生まれてきたこの世界と自然を感じよう!
おうちから、親子で外への一歩を踏み出してみませんか。
「五感で触れる」
0〜1歳は、いろんな感覚に出逢える時期。
それが大人になって具体的には思い出せなくても、
どこかに残って育まれるような、きっかけになるかも
ねんねの子は、背中で大地を感じたり、木漏れ日をみたり
おすわりの子は、葉に触れたり草を口によせてみたり
あんよの子は、足の裏で原っぱの感触を確かめたり
身体機能の発達に応じて、五感で自然を感じていく。
そんな時間を大切にしていきたいです。
育休やお休みを利用して
参加してくださる方がたくさんいらっしゃいます。
親が見守ってくれいる、という安心感の中で、
子どもは少しずつ自分の足で踏み出していきます。
ママやパパの様子をちらりと見ながら、
気になるものにはいはいで近づいてみたり、
ちょっと年上のお友達の後ろを一緒に歩いてみたり。
はじめての自然の中での緊張を、仲間と解きほぐしながら
親子にとって、ほっとする穏やかな時間になればと思います。
2〜3歳
空想と現実の間を、遊びながら自由に行き来する子どもたち。
おひさまのあたたかさ、水の冷たさ、季節の匂いや音を、
豊かな言葉で表現する柔らかな発想や感性は、
五感を通して研ぎ澄まされていきます。
友だちと一緒に、新しい物語や世界との出会いの楽しもう。
「友だちへの興味、関係のはじまり」
好き嫌いがはっきりし、自我が生まれる時期。
おとなを介して友だちへの好奇心を表現していた1歳から、
友だちだけで輪が生まれ、物語が始まり、
その世界の役割になりきるなど、明らかな変化が見られます。
また子どもたちの感性は、言葉の表現を伴い始めます。
森の不思議、川の生き物、青梅の風など様々なものが
それに触れた子どもの五感を研ぎ澄ませ
「冷たいね!」「ちくちくする〜」など
おとなと言葉で共有する姿を目にするようになります。
生まれてまだ2〜3年しか経たない子どもたちとの
やりとりは驚きに満ち、儚くもあり
どう成長していくのかを想像するだけでワクワクします。
たくさんの物語を、青梅の自然の中で生み出し楽しもう!
3歳〜
「なにがあるかな?なにをしようかな?」
きっと新しい発見が待っているよ!
畑しごと、虫さがし、川あそび。自然の中にはドキドキワクワクがいっぱい。
体も頭も心もぜーんぶ使って思いっきり遊ぼう!
「群れになっていく」
自然の中には、生きものがいたり川や森があったり、
そこでは「これをやりなさい」という決まりはありません。
「今日はなにしようかな?」
自分で見て、感じて、考えて、ひらめいて……
虫捕りに夢中になる子、新しい道を探検したい子、
きになる生きものをじっくり観察したい子、
森のお気に入りの場所で好きな本を読みたい子、
思いっきり絵を描きたい子、
ゴロンと寝転がってのんびり過ごしたい子、
一人ひとりがやりたいことを、とことんやる。
「これがやりたい」と安心して言える
心地よく没頭できる場所にしていけたらと思っています。
森でそれぞれが遊ぶうちに、仲間から家族のような存在に。
保育園や幼稚園、それぞれの生活を経て集まる時、
思わず「ただいま〜」と言ってしまうような穏やかな場を、
一緒に作っていきましょう。
異年齢混合で遊ぶ
年齢がバラバラだから、きょうだいのような友だちがたくさん!
パパもママもみ〜んなで、毎月集まる大家族みたいな仲間で遊ぼう!
甘酸っぱい野いちごの味、清流の水あそび、落ち葉プール、霜柱をふむ音、
家族でいろんな自然へ出かけよう、感じよう!
「憧れからはじまる」
異年齢の子どもたちは、互いに影響を受けあいます。
小さい子たちは背伸びして、大きい子を追いかけたり、
ちょっと遠くで様子を伺いながら同じことをしてみたり、
だんだんと恥ずかしさがとけて、混ざってみたり。
大きい子たちも、普段の生活ではなかなか触れ合わない
歳の離れた小さい子たちに興味津々。
おっかなびっくり抱っこさせてもらったり、
おとながトイレに行く間、遊んであげたり、
おもしろいものを見つけたよ、と持っていってあげたり。
子どもたちがのびのび遊ぶのを見ていると、
おとなも思いっきり遊びたくなってきますよ。
定期的に集まると少しずつ照れもなくなります。
昔の大家族の親戚の集まりみたいな関係・場面を
大事にして行きたいなと思っています。