クラスの紹介
クラスへのおもい
青梅おたまじゃくし組(0-1歳/金曜)
0~1歳のこの時期はいろんな感覚に出逢って、
それが大人になって具体的には思い出せなくても、どこかに残って育まれているような。
快も不快も、全身で、五感で、感じてもらえる、そんな機会、きっかけになればと思います。
ねんねの子は背中で落ち葉を感じたり、動くはっぱや木漏れ日を目で追ってみて感じたり、
おすわりの子も触って葉っぱを感じたり、口に草をいれて確かめたり、
あんよの子は、足でも原っぱの感触を、確かめているのかもしれません。
その時の、体の機能の発達に応じて、たくさん感じとっていく、そんな時間を大切にしていきたいです。
これまでのかぷかぷでも、休職中にあかちゃんと参加してくださるお母さんもたくさんいらっしゃいました。
お母さんあるいはお父さんと、安心した穏やかな時間になればと思います。
そのような時間を経て、親に見守られながら、子どもは少しずつ踏み出していく。
例えば、ママの様子を見ながら、離れて気になったものにハイハイで近ずいてみたり、
ちょっと年上のお友達の後ろを一緒に歩いてみたり、その様子はそれぞれ違います。
そんな時だからこそ、自然の中で、親も、はじめての場所でも
仲間と一緒に緊張をときほぐしながら、
自分の子どもとの大切な今この時間を紡いでもらえればと思います。
(さやか)
かえる組(2-3歳/火曜)
すでに個々の好き嫌いがはっきりし、自我が生まれる時期。
子ども達の生きる日々は見立て遊びや空想の世界が現実の世界と繋がっています。
森には、トトロがいたり、優しいくまさんが遊びに来たり、池では鮭や昆布が釣れます。
そんな柔らかい、この時にしか生まれない時間を
私たちはとても大切に見守り、時には一緒に楽しんでいます。
お友達の関係にもはっきりと変化が現れます。
お母さんを介してやり取りしていたり、好奇心を表現していた1歳から、
友達だけで輪がうまれ、物語が始まり、その世界の役割になりきります。
子ども達の感性は、森の不思議さ、川の生き物、青梅の風、季節の匂いや音、
お日様のあたたかさ、氷の冷たさ、そういったものをその子の五感を通して、
おもしろいね「冷たいね」「チクチクするね」と大人と共有して作られていく姿を目にしました。
これからその子達がどう成長していくのかわくわくしてなりません。
そんな時間が楽しくもあり、儚くもあることを、
まだ生まれて2年、3年しか経たない子ども達は私に教えてくれました。
これから出会う子ども達ともたくさんの物語を一緒に青梅の自然の中で楽しんでいきたいと思います。
(あずみ)
かもしか組(3-6歳/水曜)
身体も頭も心も成長していく大切なこの時期。
自然の中には生き物がいたり、たくさんの植物があったり、川があったり…。
そこには何の決まりもありません。
「今日はどうしようかな?」自分で見て、感じて、考えて、ひらめいて…
身体を使って思いきりやってみる日があっても良いし、のんびり過ごす日があっても良い。
虫とりや魚とりに夢中になったり、新しい道をもっともっと先へ行ってみたい、
歩きたいと探険するのもドキドキ、ワクワク楽しそう!
気になる生き物や植物があったらじっくり観察したり調べてみたくなるかも。
森で里山で自分の好きな場所でお気に入りの本を読んでみたり、
絵を描いてみたり、ごろんと寝転がって休憩するのも気持ちよさそう。
一人ひとりが好きなことをとことんやる。
「やりたい」と安心して言える。
そんな心地いい場にしていけたらと思っています。
このクラスは日中、幼稚園で過ごし、午後の時間に集まります。
それぞれみんな違った生活を送る親子が集まる場になります。
今までのかぷかぷもそれは同じでそれぞれの生活があるなかで毎週みんなで森に集まり共に過ごしてきました。
そんな風に過ごす中でいつの間にかぷかぷの仲間が
みんなにとって家族のような存在になっていくのを私も実感しました。
親も子もみんながほっと安心できる。
保育園・幼稚園から帰ってきて「ただいま」と言ってしまうような
そんな場をつくっていきましょう。
(かなえ)
八王子おたまじゃくし組(0-1歳/木曜月1回)
かぷかぷの新しいフィールドとなる八王子。
自然と便利さを兼ね備えた大きな市でかぷかぷがスタートします。
0歳といっても、月齢によって自然との様々な触れあい方があります。
初めてのお子さん、2人目、3人目…のお子さんと、お母さんの心も体の状態もそれぞれでしょう。
ちょっと疲れたと感じるお母さんも、もっと楽しみたいというお母さんも、この1年はどんな親子にも平等で、一瞬なのです。
赤ちゃんだから、大人だからを取っ払って、この子はなにを見て、なにを感じてるのかな?と寄り添って見て下さい。
ねんねの子は、キラキラ光るお日様に揺れる葉の動き、寝返りができた子は地面の冷たさや温かさをほっぺで感じるでしょう。
ハイハイの子の目線は一番たのしい。まるで小さな世界に入り込んだように感じます。
お母さんもお父さんも落ち葉だらけ、泥だらけになって、この一年をお子さんと一緒にに楽しんでもらいたいと思います。
そして、八王子のフィールドを一緒に作っていきましょう!
(あずみ)
むささび組(0-6歳・小学生/土曜月1回)※残り1家族
幼稚園、保育園、仕事に、家事に…。
平日を思いっきり頑張る、家族それぞれ。
忙しい日々のなかでも、ひととき
おおらかに、穏やかに、季節の自然とともに、家族のような仲間とともに。
自然の中でともに過ごす時間を、大事にしていけたらなと思っているクラスです。
かぷかぷ山のようちえんは、青梅でうまれて4年。
毎週毎週、平日数回、乳幼児親子で、青梅のいろんな自然の中へ出かける日々を積み重ねてきました。
春は山で草花摘み、夏は清流で川遊び、秋は森で落ち葉かき、冬は畑で霜に氷遊び。
ムササビはもちろん、オタマジャクシ、カブトムシ、カマキリ、カモシカやイノシシにも出逢ってきました。
また、遊ぶだけでなく、自然をもちいた、染め物や保存食や季節食づくりなどてしごとや、
大根やじゃがいもを育てるはたけなどにも毎年取り組んでいます。
そんな青梅の自然と地域のなかで少しずつ育んできたご縁から、
乳幼児親子から楽しめる、四季の楽しみのきっかけ、地域での暮らしを作れる場所へご案内します。
開催場所は毎回変わります。知らなかった青梅の季節の美しい自然の中へ、暮らしの世界へ、みんなで出掛けてみましょう。
毎日、忙しく過ごす日々。そんな日常では、土に触れる、太陽を感じる、雨にうたれる。
それは一見、快適なことではないかもしれません。
さらに後片付けが大変…と、親になると、ついついアタマで考えてしまいがち。それがさらに
『行っちゃダメ』『触っちゃダメ』『今日はやめといて』に、なりがち・・・(自戒を込めて)
かぷかぷは基本、雨でも多少寒くても、元気に活動します!
安全を考え、場所に変更になることはありますが、その日の自然が与えてくれる感触を楽しむことを大事にしています。
そんな中での楽しみ方?それは、子どもたちがよく知っています。
もし戸惑ったら、まずは楽しんでいる子たちをみて、真似してみましょう。
オトナは特に、迷ったら、何にも考えずにいくのがいいのです!解放してみましょうー!
後片付けの方法も、3人集まれば文殊の知恵。
ダメを取り払って、でもその中で、大事にしたいのは何なのか。
仲間とともに立ち止まることも、大切にしていけたらなと思っています。
土曜ムササビ組は、年齢はどんなこでもOK。つまりバラバラです。
ここでは、バラバラななかで、影響を受け合うことを大事にしたいなと思っています。
今までのかぷかぷでも、夏休み、春休みにはお兄ちゃんお姉さんが参加してくれることが多かったです。
そんな日は、小さい子たちはちょっと背伸び。後ろを追いかけてみたり、
ちょっと遠くで様子を伺いながら、同じことをやってみたり。ママにやりたいとせがんでみたり。
ちょっと恥ずかしいけど、だんだんと馴れて混ざりに行ってみたり。
お兄ちゃん、お姉ちゃんたちも、ふだんの生活でなかなか触れ合わない年の離れた小さい子に興味津々。
抱っこさせてもらったり、ママがトイレに行く間遊んであげたり、面白いものを見つけたら持っていってあげたり。
定期的に集まると、少しずつ照れも取れてきます。
そんな、昔の大家族の親戚の集まりみたいな場面を、とても大事にしていきたいなと思っています。
季節ごとに安全おはなし会もします。
自然は癒やしてくれますが、脅威もあります。何に気をつけておくべきか、学び続けながら、遊びましょう。
定期的に顔を会わせる、年齢の近い家族。
休みの日に、親子で自然の中へにでかけたいなという趣味が似ていれば、
きっと悩みも、楽しさも、少し近いはず。ママはもちろん、パパも他のクラスに比べて多くなるかなと思います。
忙しい日々のなかでも、会社だけ、保育園だけでなく、地域の自然と子どもを中心にしたコミュニティが築けると…、
今しかない子育てしながらの同じ時をともに過ごし、遊び、話すことで、癒やされる時間をより楽しむことができるのでは。
さらに、きっと、何十年先にも集まって思い出しながら語り合える(呑める(笑))、
キラキラした貴重な時間が過ごせるのではないかなと思っています。
かぷかぷのむささび組は、そんな、地域の自然仲間、大家族になっていけたらいいなと思っています。
楽しいをつくるには
まず何が楽しいか感じられるようにココロとカラダとアタマを解放してあげられること。
そしてその感じを満たすよう、身の回りのこと、遊びから暮らしから、
自分の手を動かせることを大事にしていくことだと思います。そして一緒に楽しめる家族、仲間。
かぷかぷ山のようちえんで、長く、ともに、親子で、
育ち合っていきましょう!
(かなえ)